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ISSで6年冷凍保管、精子使ってマウス誕生…宇宙放射線に被曝でも繁殖の可能性示す

 山梨大と宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))などの研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)で約6年間、冷凍保管した精子を使って健康なマウスを生み出すことに成功したと発表した。宇宙放射線に長期間被曝(ひばく)しても、哺乳類が繁殖する可能性を示す成果という。論文が12日付の米科学誌に掲載される。

 実験では、地上で凍結乾燥したマウス12匹分の精子を使用。2013年8月にISSに運び、日本実験棟「きぼう」の冷凍庫で5年10か月間、保管した。

 ISSから回収した精子の被曝量は、地上で同じ期間、冷凍保管した凍結乾燥精子の約170倍だった。しかし、被曝による精子のDNAの損傷度に大きな差はなく、人工授精で子や孫が正常に生まれた。

 理論上は、ISS内で凍結乾燥精子を約200年間保存できる可能性があるという。山梨大の若山照彦教授は「宇宙で家畜を人工繁殖させる技術も夢ではない」と話す。

 大阪大の伊川正人教授(生殖生物学)の話「人が宇宙で暮らすには宇宙放射線による生殖機能への影響を解明する必要がある。今回の成果は、その第一歩だ」

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