吉野先生は「よっちゃん」…中島みゆき好んで歌い、13号車は絶対乗らない

ノーベル化学賞の受賞決定から一夜明け、笑顔で出社する吉野彰さん(10日午前、東京都千代田区で)=横山就平撮影

 「ノーベル賞を取った今は『吉野先生』と呼ぶが、普段は友達のように『よっちゃん』と呼べる」。ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)の気さくな人柄について、同社の社員はそう語る。

 吉野さんの研究室で約5年、直属の部下として働いた松岡直樹さん(43)は「成果が出ずに悩んでいる自分をいつも慰めてくれた」と明かす。

 最先端の科学を追究する身だが、意外にも験を担ぐ。例えば、東海道線を使う際は、「13」という数字を避け、絶対に13号車は乗らない。毎朝の日課は、NHKのテレビ体操。ストレッチを兼ねており、仕事などの都合でできない日は、なんとなく落ち着かないという。

 カラオケでは、中島みゆきさんの「時代」を好んで歌う。苦しい時期もあった吉野さんの研究人生と重なる歌詞だ。

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