「旬の記事」子供の学びに 新聞社HP活用、動画で説明 NIE全国大会 

NIE全国大会での発表の中で、「週刊学ぼう産経新聞」のワークシート(左)を紹介する日本新聞協会NIEコーディネーターの関口修司氏

 教育現場で新聞を活用するNIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション)の取り組みを研究する「第25回NIE全国大会東京大会」(日本新聞協会主催)が22日、オンラインで開かれ、現職の教師による実践発表やシンポジウム、作家の真山仁氏の講演などが行われた。今年度から順次実施される新学習指導要領の総則に新聞の活用が明記され、教育現場での機運が高まる中、多くの教育関係者らが視聴した。
 日本新聞協会の関口修司NIEコーディネーターは、新聞活用の手法や意義について「NIEはじめの一歩」と題し動画で説明。連載「週刊学ぼう産経新聞」(毎月第1~4日曜付)の時事問題を解説する紙面から作成されたワークシートを紹介し、「新聞社のホームページにアクセスすれば、今使える旬の記事を、そのまま子供たちに提供できる」などと述べた。
 シンポのテーマは「ウィズコロナ時代にNIEで培う力」。東京都立青山高の本杉宏志教諭は、コロナ禍の中での取り組みとして「オンライン授業が進んだことで、全国紙や地方紙の電子版の紙面を読み比べ、リテラシー(情報の理解・活用能力)を養えるようになった」などと紹介。「生徒同士がオンラインで意見交換すれば、考えもより深められる」などと述べた。
 大会の動画は(https://nie2020tokyo.jp/)で来年2月28日まで視聴できる。ただし分科会や動画「NIEはじめの一歩」の視聴は同サイトからの申し込み(今月30日まで)が必要。
 ■本紙セミナー 出前授業やアプリ紹介
 東京大会の開催に合わせ、産経新聞は22日、全国の教育関係者らを対象にしたNIEセミナーをオンラインで開いた。全国の教育関係者ら約30人が参加した。
 沢辺隆雄論説副委員長が大学入学共通テスト導入の背景と今後の見通しを解説したのに続き、産経新聞のNIE活動が説明された。オンラインを含めた出前授業といった取り組みに加え、パソコンやタブレットから簡単に新聞が作れる新しいアプリ「かんたん号外くん」も紹介。画面に映し出して実際に新聞を作りながら、授業などでの活用を勧めた。
 産経新聞のNIE活動はウェブサイト・産経ニュースの「学ぼう産経新聞」に詳しく掲載しており、教育関係者はここから出前授業や号外くんの使用などを申し込むこともできる。スマートフォンはQRコードから。問い合わせは東京本社NIE事務局(nie-tokyo@sankei.co.jp)、大阪本社編集企画室(nie@sankei.co.jp)。

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