【書評】『地上最強の男』百田尚樹著

 副題に「世界ヘビー級チャンピオン列伝」とある。19世紀後半からモハメド・アリが王座を失うまでの約1世紀、計26人の“人類最強の男”たちの評伝だ。
 ジョー・ルイス、ロッキー・マルシアノ、ジャック・デンプシー、ジョージ・フォアマン、ジョー・フレージャー…。メガトン級のパンチを繰り出し、対戦相手をマットに沈めてきた男たちはアメリカにとって特別な存在だった。
 1974年、アフリカのザイール・キンシャサで行われたアリ対フォアマン戦は忘れられない。下馬評を覆して7年ぶりに王座に返り咲いたアリ。その苦闘の生涯がよみがえる。(新潮社・1900円+税)

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