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働く女性のスーツ、デザインいろいろ 着回しのきくスタイルが人気

柔らかな印象のカリテのセットアップ=東京都渋谷区の高島屋新宿店(油原聡子撮影)

 堅苦しくなり過ぎないようにスーツを着こなしたい-。働く女性のニーズに合わせ、スーツの色やデザインの幅が広がってきた。流行を取り入れた、着回しのきくスタイルが人気を集めているようだ。(油原聡子)
 買い物時間を短縮
 近年、通勤着も含めて女性のファッションのカジュアル化が進んでいたが、昨年4月に女性活躍推進法が施行されて以降、改めて注目されているのがスーツスタイルだ。
 百貨店の高島屋新宿店(東京都渋谷区)は9月、30〜40代の働く女性に向けたスーツ売り場「スーツクローゼット」をオープンした。国内婦人服11ブランドのほか、高島屋オリジナルブランドも扱う。各ブランドのスーツを1カ所に集め、スーツ選びの利便性を向上させた。
 ショップマネジャーの山柴玲子さんは「働く女性は忙しく、各店舗を回ると時間がかかるという悩みがありました」と話す。多様なスーツがそろったことで、新たな着こなしを知ることができるのも魅力のようだ。
 流行取り入れて
 「最近は、スーツといえどもさまざまな場面で着回したい、というニーズが増えています」と山柴さん。
 プライベートにも合いそうなのが「カリテ」のセットアップ。ベージュのジャケットに同素材のストレートのワイドパンツを合わせると、きちんとした雰囲気を残しつつ柔らかな印象に。パンツは太ももにゆとりがあり、疲れない。
 スーツでも堅苦しくなり過ぎないためには「流行を少し取り入れるのがポイント」と山柴さん。トレンドのチェックを取り入れた「グーコミューン」のダブルのジャケットは、同素材のパンツと合わせればスーツになるし、デニムのパンツならクラシックなカジュアルスタイルに。
 外回りや出張が多い女性に人気なのが機能性の高い商品。「ロートレアモンベーシック」のテーラードジャケット(税込み2万520円)は、付属のポーチにたたんで収納できる。
 管理職には
 管理職の女性に向けたスーツを提案しているのが、三陽商会(新宿区)のブランド「ポール・スチュアート」だ。
 同ブランドを担当する、嶋崎浩二さんは「管理職の女性は会社のイメージを考え、装いにも気を使う。ジャケットを着る機会は多いものの、着ていて疲れるなどの悩みもありました」。
 こんな悩みを解消しようと今春発売したのが、「ファーストジャケット」(同8万5320円)だ。テーラードタイプで、ストレッチ性があり、しわになりにくいウールの二重織生地を使用。管理職は特に場面に応じた装いが求められるが、同生地のスカートならフォーマル感が際立つし、ワンピースなどと合わせると女性らしくなる。
 8月下旬に発売した、Vカラータイプのファーストジャケット(同8万2080円)は、すっきりした印象。レースのセットアップの上に羽織れば、会食など華やかな場にふさわしくなる。嶋崎さんは「スーツは柄や色のパターンが少なく、素材が重要。上質なスーツで大人の着こなしを」と話している。