仮設住宅団地を回る「期日前投票バス」、石川・七尾市導入…被災者「便利でありがたい」

 石川県七尾市は22日、衆院選と市長選(いずれも27日投開票)の投票箱をバスに載せた「移動期日前投票所」を開設した。23日まで4か所の仮設住宅団地を1時間半ずつ回り、バス内で投票を受け付ける。

バス内の投票箱に投票する男性(22日、七尾市の仮設住宅舟尾町第1団地で)=石塚人生撮影

 能登半島地震で避難生活を送る被災者らの投票機会を確保しようと、市選挙管理委員会が導入した。

 22日午後には舟尾町第1団地に15人ほどの有権者が列を作った。4月から同団地に住んでいる女性(66)は「自動車がなく、期日前投票に行きづらい人もいる。便利でありがたい」と話していた。

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