野党批判強める石破首相「どんな国をつくるのかさっぱり分からない」「この国を任せては絶対にならない」…情勢への危機感背景か

 石破首相(自民党総裁)が衆院選の遊説で野党批判を強めている。選挙情勢が上向いていないとの危機感が背景にあるとみられる。

応援演説する石破首相(21日午前9時31分、奈良市で)=前田尚紀撮影

 首相は21日、大阪市での街頭演説で「野党は自民を口を極めて非難する。だけど彼らは経済、外交、防衛政策、どういう日本を描こうとしているのか」と述べた。大阪府高槻市でも「何とか民主党、何とかの会。どんな国をつくるのかさっぱり分からない。そんな人たちにこの国を任せては絶対にならない」と強調した。

 首相は21日夜、党本部で森山幹事長、小泉進次郎選挙対策委員長らと選挙情勢などについて協議した。

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