大量出馬に備えました…都知事選で「クリアファイルにポスター」の東京1区、21人まで掲示板用意

 27日投開票の衆院選で、東京都知事選の影響が意外なところにも表れている。

 東京1区(千代田区、新宿区)では今回、大量出馬に備え、21人まで貼れる選挙ポスター掲示板が用意された。

大量出馬に備え、21人分のスペースを用意したポスター掲示板。空欄が目立つ(18日、千代田区で)

 知事選では、都選挙管理委員会の想定を上回る56人が立候補を届け出て、ポスターの枠が不足。クリアファイルなどを使って枠外にポスターを貼らされた一部の候補者が、「不平等な扱いを受けた」などと都を相手に民事訴訟を起こす事態に発展した。こうしたことが再び起きないよう、千代田区選管と新宿区選管が協議して多めの枠を用意することにした。

 東京1区の実際の立候補者は9人で、12人分のスペースが余ったが、千代田区選管の担当者は「知事選の時のようにファイルで対応することは避けたかった。公正な選挙の執行のため、求められている役割を果たせた」と話した。

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