海外駐在員らも思い込め1票…衆院選で在外投票スタート

北京の日本大使館で始まった衆院選の在外投票(16日)=大原一郎撮影

 【北京=東慶一郎】海外に住む日本人有権者を対象にした衆院選(27日投開票)の在外投票が16日、各国の日本大使館や総領事館などで始まった。在外邦人数が米国に次いで2番目に多い中国では、香港を含む8か所で21日まで6日間投票を受け付ける。

 16日、北京の日本大使館で投票した会社員男性(49)は「中国で日本企業が置かれた環境を改善するため、日中の経済協力を進めてほしい」と語った。

 在外投票は、海外に住む日本人が外国にいながら国政選挙に投票できる制度。日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録された人が対象となる。総務省によると、世界全体の在外選挙人名簿登録者数は公示前日の14日時点で9万5711人。

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