参院岩手選挙区の補欠選挙告示、5人が届け出…広瀬めぐみ前議員が所属していた自民は擁立見送り

 参院岩手選挙区の補欠選挙が10日に告示され、立憲民主党の前議員と新人4人の計5人が立候補を届け出た。衆院選と同じ27日に投開票される。

参院岩手選挙区補選のポスター掲示板。衆院選用は公示前日までに設置される見通し(9日、盛岡市で)

 補選は、国から秘書給与などをだまし取ったとして詐欺罪で在宅起訴された広瀬めぐみ・前議員(58)の辞職に伴うもの。広瀬氏は2022年の参院選で自民党公認で初当選したが、今年7月に東京地検特捜部の強制捜査を受けて離党し、8月に議員辞職した。同党は広瀬氏の不祥事を受け、公認候補の擁立を見送った。

岩手県

 立憲民主党は、22年参院選で広瀬氏に敗れた木戸口英司氏(61)を擁立。共産、社民両党の県組織や国民民主党の支持団体から支援を受け、事実上の野党共闘を図る。

 補選には木戸口氏のほか、参政党職員・吉田利也氏(48)、政治団体「 世問よと う国民党」代表・小田々豊氏(69)、政治団体「幸福実現党」総務会長・松島弘典氏(67)、同県滝沢市の前市議・田中亜弓氏(53)も立候補を届け出た。

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