来年参院選での不記載議員の扱い、石破首相は明言せず…「状況に応じ適切な方法で反省求める」

 石破首相(自民党総裁)は8日午前の参院本会議で行われた代表質問で、党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載があった同党参院議員を来年の参院選で公認するかどうかについて「それぞれの状況に応じた適切な方法で反省を求め、ルールを守る倫理感を確立していく」と述べるにとどめた。

石破首相(4日)

 立憲民主党の田名部匡代参院幹事長の質問に答えた。次期衆院選では、党の重い処分を受けるなどした6人を非公認とする方針が示されたが、参院選の対応は明らかにしなかった。

 安定的な皇位継承策に関し、母方のみが天皇の血を引く「女系天皇」を認めるかどうかも問われたが、首相は「個人的な考えを今この場で申し上げることは差し控える」と言及を避けた。首相は総裁選前の8月にはインターネット番組に出演し、女系天皇も選択肢から外すべきではないとの考えを示していた。

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