次回総裁選聞かれた河野太郎氏「そのうち何か出るときにはお知らせしようと思う」…退任閣僚が所感

 岸田内閣が総辞職した1日、石破首相と自民党総裁選を争った閣僚らが閣内を去った。退任した閣僚は、所管する事業で成果を上げたことへの自負や今後の政治活動など、それぞれの立場で思いを語った。

退任会見に臨む高市前経済安全保障相(1日)

 総裁選の決選投票で首相に敗れた高市早苗・前経済安全保障相は1日の閣議後記者会見で、在任中に「セキュリティー・クリアランス(適性評価)制度」を創設する「重要経済安保情報保護・活用法」を成立させたことなどを挙げ、自身の成果をアピールした。首相から総務会長のポストを打診されたものの、固辞したと報じられていることについては、「党の役職の話なので、大臣会見の場では申し上げにくい」とかわした。

 3度目の挑戦となった総裁選で敗れた河野太郎・前デジタル相は1日の記者会見で、自身が進めたマイナンバーカードの普及を巡り、「多くの国民に使っていただけるようになった。日本のデジタル化が少しずつ進んでいる」と強調した。4度目となる総裁選出馬に関しては「そのうち何か出るときにはお知らせしようと思う」と述べるにとどめた。

河野太郎氏(9月13日)

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