岸田内閣が総辞職、在職1094日で戦後8位…前首相はエネルギー・防衛・子育て支援「着実に進めた」

 岸田内閣は1日午前の閣議で総辞職した。2021年10月4日に就任した岸田首相の在職日数は1094日で、戦後歴代8位が確定した。

首相官邸に入る岸田前首相(1日午前)=大石健登撮影

 岸田首相は閣議で、「先送りできない課題に正面から向き合い、経済、社会、外交の各分野で『変化を力にする』取り組みを着実に進めてきた」と述べ、閣僚らをねぎらった。

 閣議では総辞職にあたり首相談話を決定した。政権の成果として、エネルギー政策の転換や防衛力の抜本的強化、こども・子育て支援の抜本的強化などを挙げた。

 自民党派閥の政治資金問題については「国民の政治への信頼を揺るがす事態を招いたことは遺憾だ」と述べ、「政治改革に終わりはなく、引き続き取り組んでいかなければならない」と訴えた。

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