公明党新代表に選出された石井啓一氏、次期衆院選「一番早いケースでもやれる態勢を準備」

 公明党は28日、東京都内で党大会を開き、山口那津男代表(72)の後任に石井啓一幹事長(66)を選出した。代表交代は15年ぶりで、幹事長に西田実仁選挙対策委員長(62)を起用するなど新たな執行部体制も発表された。

公明党全国大会で石井啓一新代表(右)と手を挙げる自民党の石破茂総裁(28日午後、東京都千代田区で)=源幸正倫撮影

 石井氏はあいさつで、次期衆院選や来夏の東京都議選、参院選を挙げて「三つの政治決戦に断固として勝利し、揺るぎない党の基盤を構築する」と強調した。

 党大会後の記者会見では、次期衆院選について「10月15日公示、同27日投開票」を念頭に、「一番早いケースでもやれる態勢をいま準備している」と述べた。

 自民、公明両党はそれぞれのトップ交代を踏まえ、30日に党首会談を開いて連立政権合意を交わす予定だ。

公明党大会で壇上に上がって手をつなぐ(左から)岡本三成政調会長、石井啓一代表、西田実仁幹事長

 石井氏は1993年の衆院選で初当選し、現在10期目。党政調会長や国土交通相を歴任し、2020年9月から幹事長を務めた。

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