参議院でも「旧文通費」ヒアリング開始 郡司氏「細かいルールは焦らず出さない方がいい」

衆・参両院すべての国会議員に毎月100万円支給される「旧文通費」の改革に向けて、参議院はきょう、有識者へのヒアリングをおこないました。

旧文通費をめぐっては、使いみちの公開や残ったお金の返金などが議論の対象となっていて、衆議院では今週から与野党7党による協議が始まっています。

こうしたなか、参議院でもきょう、改革に向けて郡司元参院副議長におよそ30分間ヒアリングがおこなわれました。郡司氏は、旧文通費について「議員だったころ、政治資金パーティーを行わず、寄付も受けていなかったので資金的には厳しかったが、旧文通費があったおかげで何とかやってこれたと」語りました。一方で「法律による制限と、議員個人が倫理感を持って使うことの両立が大事」との考えを示しました。その上で「細かいルールについては結論は焦らない方がいい」として、丁寧に検討を進めるべきとの考えを話しました。

今月25日には、山東元参院議長にもヒアリングをおこなう予定です。

終了後、牧野議院運営委員長は、遅くとも27日には各党による協議会を設置して議論をスタートさせたい考えを示しました。

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