石破内閣発足へ 注目は村上総務大臣の起用 安倍元総理を「国賊」発言 背景には「石破おろし」の警戒感

きょう発足する石破内閣。その人事の狙いはどこにあるのでしょうか、官邸前から中継です。

今回の人事で注目されているのが、安倍元総理を「国賊」と発言したとされ、おととし、党の役職1年停止の処分を受けた村上氏を総務大臣に起用した人事です。

安倍派を中心に反発も出るなか、石破氏は人事について「閣僚から真っ向反対と言われ、閣内不一致が起こると辛い」と話していて、当選同期で、信頼を置く村上氏を起用することで、閣内での石破氏の立場を守ってもらいたい考えです。

過去には、閣僚でありながら、時の麻生総理に退陣要求をした石破氏だけに、閣内不一致がおき、「石破おろし」が起きることに警戒感があるものと見られます。

一方、野党側は、石破総裁が総理に指名される前から、27日に衆議院の解散総選挙を行う考えを示したことに猛反発しています。

野党側は石破総裁が総裁選の際に主張していた通り、衆議院を解散する前に十分な論戦を行う必要があると強調し、予算委員会の開催を求めています。

臨時国会は開会前から与野党の論戦が活発化しています。

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