ロシア・北朝鮮の軍事支援条約に林官房長官「深刻に憂慮している」

ロシアと北朝鮮が「有事の際に軍事支援を行う」という条約を結んだことについて、林官房長官は「深刻に憂慮している」と述べました。

ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩総書記は19日、どちらかが武力侵攻を受けた場合に「すべての手段で軍事的およびその他の援助を提供する」という内容の条約を締結しました。

林官房長官
「国連安保理決議への直接的な違反となりうる北朝鮮との軍事技術協力を排除しなかった点は、我が国を取り巻く地域の安全保障環境に与える影響の観点からも深刻に憂慮しております」

林官房長官はきょう(20日)午前の会見でこの条約に強い懸念を表明し、さらにロシアが北朝鮮から調達した弾道ミサイルなどをウクライナで使用しているとして、「北朝鮮の核ミサイル計画の廃棄を求める国連決議にも違反している」とロシアを強く非難しました。

ジャンルで探す