<独自>前尼崎市長の稲村和美氏、兵庫知事選出馬へ 近く表明 政治団体が要請 

兵庫県の斎藤元彦知事の失職に伴う県知事選に同県尼崎市の前市長、稲村和美氏(51)が無所属で立候補する方向で最終調整していることが29日、関係者への取材で分かった。県民らでつくる政治団体から出馬要請を受け、前向きに検討しているという。近く記者会見し出馬を表明する。

稲村氏は奈良市出身。兵庫県議を経て、平成22年11月の尼崎市長選で初当選。同市長を3期12年務め、令和4年12月に退任した。

関係者によると、県議としての経験や首長としての実績を踏まえて出馬を要請したという。

知事選を巡っては、県議会から不信任決議を受けた斎藤氏が30日付で失職した上で出馬する意向を表明している。

各党は対立候補擁立に向けた動きを活発化させており、自民党は独自候補の擁立を模索。日本維新の会も独自候補を擁立する方針。共産党は既に無所属での出馬を表明した医師の大沢芳清氏(61)を推薦している。

知事選の日程は30日に決定する。



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