選挙プランナー・野沢高一氏、石破茂新総裁に「政権発足直後の支持率がカギ」

27日に行われた自民党総裁選は決選投票となり、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安全保障担当相(63)を破った。選挙プランナーの野沢高一氏に総裁選の意味合いや、今後の見通しを聞いた。

今回の総裁選は「政治とカネ」の問題にけじめをつけるために、改革に最もふさわしい人を選ぶ意味合いがあった。決選投票では、国会議員票、都道府県連票ともに石破茂氏が高市早苗氏を上回っており、ねじれがなく、選挙に向けての体制づくりがしやすくなる。

来年は参院選と東京都議選があることから解散しづらいので、自民党は年内の解散を視野に入れているはずだ。もちろん、石破氏が即時に解散を打ち出す可能性もある。

選挙では、やはり「政治とカネ」の問題が争点になる。自民党が自浄能力を発揮できたかが国民の関心事だろう。石破氏が改革を行い、自身のやりたいことに手を付けていけるのか。政権発足直後の世論調査で5~6割の支持率を得られるかが解散の目安だろう。

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