11管区海上保安本部長、中国空母の接続水域通過に「緊張感を持ち監視警戒」

中国海軍の空母「遼寧」とミサイル駆逐艦2隻が18日、沖縄県の与那国島と西表島の間の接続水域を航行したことを受け、第11管区海上保安本部(那覇)の坂本誠志郎本部長は26日の定例記者会見で、「高い緊張感を持って監視警戒に当たり、しっかりと対応していく」と述べた。

遼寧は尖閣諸島(同県石垣市)魚釣島の北西約210キロの海域を航行しているのが確認された後、中国空母として初めて日本の接続水域を通過した。坂本本部長は「防衛省、海上自衛隊をはじめとする関係機関と緊密に連携し、日本周辺海域のさまざまな事象に対応している」と強調した。

一方、尖閣周辺では6月以降、領海外側の接続水域を航行する中国海警局の船4隻にいずれも機関砲のようなものが搭載されているのが確認されている。坂本本部長は「情勢は厳しさを増しており、依然として予断を許さない状況が続いている」との認識を示した。

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