東京都が保育料無償化を第1子に拡大へ 小池百合子知事「具体的に検討していく」

東京都の小池百合子知事は25日、都議会第3回定例会の主要会派による代表質問で、7月の都知事選で公約に掲げた、保育料無償化を第1子に拡大することについて「区市町村などと連携しながら具体的に検討していく」と述べ、改めて実現を目指す考えを示した。

小池氏は、少子化に歯止めのかからない現状に触れ、「少子化対策は一刻の猶予もない。取り組みを加速していくことが必要だ」とした。都が行っている第2子以降の保育料無償化についても言及し、「施策を一歩先に進める」と述べた。

また、石川県能登地方の記録的豪雨について、「復旧復興も道半ばで記録的な大雨に襲われ甚大な被害が生じている」と犠牲者への哀悼の意を表明。地震や水害への備えとして、「早期復興につなげていくために、平時から災害廃棄物の処理体制を確保することが重要だ」と述べた。

都は能登半島地震の発生直後から、都や区市町村の職員を延べ500人以上派遣し、災害廃棄物処理の支援に取り組んでいるという。「国や近隣自治体との連携を密にして、首都防衛に向けた危機管理を一層強化していく」とした。

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