自衛隊と米軍の指揮・統制向上の日米作業部会が初会合 6年度末めどに連携強化を検討

防衛省は20日、自衛隊と米軍の指揮・統制枠組みの向上に向けた作業部会を設置し、19日に東京都内で初会合を開いたと発表した。自衛隊と米軍の指揮・統制を巡っては、令和6年度末に陸海空自衛隊を一元指揮する「統合作戦司令部」が発足するのに合わせ、米側は在日米軍を再編し、部隊運用に権限を持つ「統合軍司令部」を新設する方針。今後、作業部会で連携強化の在り方を検討する。

初会合には日本側は防衛省、同省統合幕僚監部、外務省、米側はインド太平洋軍司令部、在日米軍の担当者が出席した。今後も定期的に会合を開催し、6年度末をめどに連携の具体策を詰める。

作業部会は、7月に開かれた日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で設置が決まっていた。

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