尊敬する政治家は「シーザーと田中角栄」 自民総裁選立候補の茂木敏充氏、増税ゼロを主張

自民党総裁選に立候補した茂木敏充幹事長が17日までに産経新聞などの取材に応じ、尊敬する政治家として古代ローマのジュリアス・シーザーや田中角栄元首相の名前を上げた。「ルビコン川を渡った(重大な決断をした)シーザー。『日本列島改造論』を唱えた田中角栄。この2人だ」と述べた。

首相や総裁の座を念頭に置き始めたのは最近だという。第2次安倍晋三内閣が発足した平成24年以降は「経済や外交など直面する課題に取り組んできたので意識する余裕はなかった」と振り返る。その上で「ここ数年は仲間からも期待の声が寄せられ、徐々に意識するようになってきた」と語った。

総裁選告示後の情勢に関しては、「反応はいい。具体的な支持につながるようにやっていきたい」と自信をにじませた。

一方、政策面では「増税ゼロ」を重ねて主張。防衛増税と子育て支援金の保険料の追加負担をめぐり、各1兆円分を停止する訴えに関しては「少なくとも私が政権を担っている間は、財源が確保できれば停止を続ける」と強調した。経済成長による税収アップなどで対応するとしている。(永井大輔)

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