岸田首相最後の海外訪問へ 林官房長官がクアッド出席を発表

林芳正官房長官は13日の記者会見で、岸田文雄首相が21日に米東部デラウェア州ウィルミントンで開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合に出席すると発表した。東・南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、海洋安全保障などの協力強化を協議する見通しだ。首相はその後、国連総会に参加するため、23日までニューヨークに滞在する。

一連の外交は首相の在任中の最後の海外訪問となる。林氏はクアッド首脳会合の意義について「日米豪印の協力を一層深化させ、地域の国々に真に裨益(ひえき)する取り組みを力強く推進したい」と述べた。

また、国連総会に関しては「国際社会が危機に直面する中、国連を中心とした多国間主義へのコミットメントを表明する機会になる」と強調した。

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