立民・泉健太氏、目をうるませて「大満足」 代表選の推薦人確保、異例の苦戦

立憲民主党代表選(7日告示、23日投開票)に向けて、泉健太代表(50)が立候補に必要な推薦人20人を確保する見通しとなった。ただ、めどが立ったのは、告示が2日後に迫った5日の夜。現職の代表としては異例の苦戦を強いられたといえる。

泉氏は5日、深夜まで国会内の事務所に詰め、自身を支援する議員とともに推薦人確保に向けた最終調整に臨んだ。午後11時45分ごろ、記者団の前に姿を見せて確保に至ったことを明かすと、目をうるませて「大満足している」と語った。告示直前までずれ込んだことについては「遅いも早いもない」と主張した。

野党第一党の党首選では、出馬を目指す若手や中堅が告示直前まで推薦人集めに奔走するケースは珍しくない。ただ、現職の代表は「横綱相撲」で臨むことが多く、泉氏の党内基盤の弱さを印象づけたといえそうだ。(深津響)

ジャンルで探す