防衛省が統合作戦司令部創設会議を設置 令和6年度末発足へ準備加速

防衛省は3日、令和6年度末に予定する、陸海空自衛隊を一元的に指揮する統合作戦司令部(JJOC)の発足に向けて「統合作戦司令部創設会議」を設置したと発表した。防衛事務次官、統合幕僚長を議長に大臣官房長や陸海空幕僚長らで構成し、防衛省・自衛隊が一体となって創設準備を加速させる体制を整えた。

創設会議の下には統合幕僚副長と政策立案総括審議官を委員長とする「統合作戦司令部新編準備委員会」を設けた。創設会議や準備委員会では指揮命令やシステム、同盟国である米国や同志国との調整などについて必要な検討を進める。

JJOCは、防衛省本庁のある東京・市谷に約240人態勢で発足する。令和4年末に策定した国家安全保障戦略など「安保3文書」に創設方針が盛り込まれ、先の通常国会では創設に必要な防衛省設置法などの改正法が成立した。

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