奈良県の副知事3人目は国交省出身者 「道路整備率全国最下位の脱却に向けて整備を」

奈良県の山下真知事は1日、3人目の副知事として県土マネジメント部の清水将之部長(50)を、国に帰任する湯山壮一郎副知事(47)の後任に総務部の西村高則部長(42)を、それぞれ充てる人事案を発表した。開会中の6月定例会最終日の3日に議案を提出し、同意されれば2人は10日付で就任する。任期は4年間。

清水氏は国土交通省出身。平成10年に旧建設省に入省し、奈良国道事務所長などを歴任。令和4年7月に奈良県に出向し、県土マネジメント部長に就任した。西村氏は総務省出身で、平成18年に同省に採用。自治税務局都道府県税課企画官などを歴任し、奈良県に出向した令和5年7月に県こども・女性局長、6年4月に総務部長に就任した。

清水氏は主に道路をはじめとしたインフラ整備、西村氏は湯山氏が受け持っていた総務や産業部門を担当する。

山下氏は清水氏について「県内の道路事情にも詳しい。道路整備率全国最下位の脱却に向けて整備を進めてほしい」。西村氏に対しては「これまで保育士の処遇改善や不妊治療の助成など新規施策に貢献してきた。子育て施策や国民スポーツ大会の関連整備などに手腕を発揮してほしい」と述べた。

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