令和5年度新規就農者は158人 和歌山県 前年度比7人増

和歌山県の令和5年度新規就農者数調査結果によると、県内で5年度に新たに農業に就いた人は158人(前年度比7人増)で、部門別では果樹農家が99人(62・7%)で過半数を占めた。

地域別の新規就農者は、有田地方が53人で最も多く、海草地方27人、那賀地方22人、日高地方20人が続いた。西牟婁地方は16人、伊都地方は15人、東牟婁地方は5人だった。

就農形態をみると、農家出身でなく就農した「新規参入者」が57人▽農業法人などへの就農者が51人▽農家出身で他業種から就農した「Uターン就農者」が44人▽学校を卒業してすぐに就農した「新規学卒者」が6人-となった。基幹作物別では果樹が99人で最も多く、野菜43人、花き10人、その他6人という。

令和元年度から5年間の就農者は計763人となり、有田地方(計235人)、日高地方(計120人)、那賀地方(計118人)で約6割を占める。

県は「有効求人倍率の変動や新型コロナウイルス禍など社会の影響はあるが、新規就農者は年間160人前後で安定している」とみている。

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