都知事選告示で小池百合子氏が第一声 「いま立ち止まる余裕はない」

任期満了に伴う東京都知事選(7月7日投開票)に立候補した現職の小池百合子知事(71)は20日、新宿区の選挙事務所で出発式を行った。

2年8期の都政を振り返り、新型コロナ対策や2021年の東京五輪の開催をあげ、「都民の命と暮らしを守る。そのために全身全霊で取り組んできた」と強調。待機児童数の減少や、首都直下地震に備えた耐震化に加え、子育て支援政策で高校授業料の実質無償化で所得制限を撤廃したことに言及し、「大きな決断をし、社会で子供を育てていく機運をつくり、国をも動かしている。時代は毎日変化を続けている。いま立ち止まるような余裕はない」と訴えた。

3期目の目標として、「世界で一番の都市、東京を確立する。都民の命を守る。暮らしを守る」と述べ、経済対策や防災、デジタル化などに取り組んでいくとした。「課題は山ほどあるが、正面から向き合っていきたい。この東京をもっともっとよくしていく。都民のために、都民のみなさんとともに進めていきたい」と支持を求めた。

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