北海道新幹線「説明聞いて早期開業を要請」 秋元札幌市長、30年度末の札幌延伸困難で

北海道新幹線の札幌延伸工事を巡り、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が国土交通省に2030年度末の開業は困難と報告したことについて、札幌市の秋元克広市長は9日の定例会見で「どれぐらい工事が遅れるのか示されていない。詳しく説明を聞いた上で国などに早期開業を要請したい」との考えを明らかにした。

鉄道・運輸機構とは日程調整中で、北海道やJR北海道など多くの関係者が説明を求めていることを踏まえて「関係自治体なども含めた形になりそう」との見通しを示した。

秋元市長は北海道新幹線の札幌延伸について、30年度末の開業に向けた再開発や民間投資が行われていることを強調し「仮に開業が遅れたら広範囲にわたって甚大な影響が出る。今後どう(工事期間を)短縮するのか確認したい」とも語った。

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