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群馬・山本知事が河野氏支持表明 県議ら歓迎

自民党総裁選の17日告示を前に、群馬県内でも同党関係者らの動きが活発化してきた。山本一太知事は盟友の河野太郎ワクチン担当相の支持を表明し、支援の呼び掛けを始めた。内閣支持率の低迷で次期衆院選は自民大敗が懸念されたが、総裁選モードに入り雰囲気は一変。自民県議らは支持固めに向けた活動を加速させている。

総裁選は河野氏、高市早苗前総務相、岸田文雄前政調会長の3氏を軸に争う構図となりつつある。国会議員票383票と党員党友票383票の計766票で争われ、1位候補が過半数に達しない場合は決選投票を行い、都道府県連が各1票を投じる。地方票の取り込みが重要な鍵を握る。

山本知事は15日までに本紙の取材に応じ、河野氏支持を明言。「新型コロナウイルスワクチンの県営大規模接種会場の設置で県の接種加速化が成功したのは河野氏のサポートがあったからこそ」と評価し、河野氏の地方重視の姿勢も支持理由に挙げた。

山本知事は米留学時代から河野氏との盟友関係を築き、平成21年の河野氏の総裁選出馬では山本知事(当時参院議員)が推薦人になった。昨秋も両氏はインターネット対談を実現。山本知事が再出馬を話題に取り上げるなど、「次の首相」として期待感を明確にしていた。

既に自民県議と35市町村首長、職域団体に支持を依頼済みだ。ただ、各派閥が支持を一本化せず情勢が読みにくい状況を踏まえ、「最後まで勝負は分からない」とも語った。

総裁選は連日メディアをにぎわし、注目度が高まっている。自民中堅県議の一人は「自民への神風だ」と歓迎する。収束が見通せないコロナ禍を背景に内閣支持率の低迷が続いていただけに、「大負けする恐れがあった」ためだ。

別の中堅県議も「ムードが変わった。政権交代を許すわけにいかない」と〝選挙の顔〟としての新総裁に期待感を隠さなかった。

ただ、中には「人気に流されずしっかり政策論争すべきだ」と冷静に呼び掛ける声もある。「3氏とも県出身ではなく一生懸命応援できるか」などの本音も聞かれた。

野党は埋没感を懸念する。衆院選に出馬予定のある革新系候補は「総裁が交代しても目先が変わるだけ。自公政権という根本の違いはなく、政権交代でしか政治は変わらない」と批判のトーンを上げ、巻き返しに躍起だ。

告示を控える自民党県連は15日も党員・党友の重複をなくす名簿確定の作業を加速させた。有権者は約2万7千人と見込む。告示され次第、投票用紙の発送に入る準備も同時並行で進めている。(柳原一哉)

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