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衆院で北朝鮮拉致特別委が開催 2年ぶりに質疑

北朝鮮による拉致問題について審議する国会の「拉致問題特別委員会」が11日、衆院で開催された。拉致問題担当相、外相、国家公安委員長の担当3閣僚が出席し、与野党の委員が質疑を実施。衆参両院にそれぞれ設置されている同委員会で質疑が行われたのは令和元年5月に参院で実施されて以来、約2年ぶり。

午前9時から始まった特別委では冒頭、横田めぐみさん(56)=拉致当時(13)=の父で、昨年6月に87歳で亡くなった滋さんを悼み、全員で黙禱(もくとう)をささげた。

自民党の山田賢司氏は、約2年にわたり質疑が行われなかったことについて、「担当3閣僚の日程が合わないというのは、理由にならない。拉致問題が最重要課題であるならば、優先して調整すべきだ」と断じた。そのうえで、「国連、日本による現状の対北制裁では、被害者の帰国につながっていない。制裁をさらに強化させる必要性はないか」と質問。外務省の担当者は、「何が最も効果的であるか、不断に検討していく」とした。

この日は委員計8人による質疑があり、約3時間で散会。特別委は、滋さんの死去から今月4日までの1年間で、衆参で9回ずつ開かれたが、いずれも拉致問題担当相らによる所信表明などにとどまり、質疑はなかった。衆院は令和元年5月17日、参院では同月29日が、それぞれ質疑のあった最後の回だった。

拉致問題では、滋さんを含め、家族の死去が続く。残る家族も高齢化が進んでいる。

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