《混戦の東京15区》元ミニスカの女帝・小池百合子の前に立ちはだかる2人の美女「洋服センス光る理想の母親」「声援浴びるリケジョはまるでアイドル」

左から金澤結衣支部長(HPより)、小池百合子都知事(フェイスブックより)、酒井菜摘総支部長(HPより)

 初の女性総理待望論も根強い、女帝・小池百合子東京都知事(71)の足下が大きく揺らいでいる。

【写真】美女候補者2人と1993年、小池百合子都知事がタイトな黒ミニスカで初登院した国会の様子ほか

「時事通信が4月11日に発表した世論調査で岸田内閣の支持率は過去最低の16.6%。永田町で話題となるのはポスト岸田ですが、裏金問題でここまで失墜した自民党の信頼を取り戻す1つの選択肢として、初の女性総理というのは常に話題になります。

 上川陽子外相の人気がうなぎ登りとなっていますが、やはり小池氏待望論は根強い。7月にちょうど都知事の任期が終わるので、本人にその気があれば国政に復帰するでしょう。東京15区の補選はその試金石とも言えました。しかし……」(大手紙政治部記者)

 今月28日に投開票が行われる衆院東京15区の補欠選挙。昨年4月の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途元衆院議員(自民)が辞職したことによる選挙に、与党は候補者擁立を断念。これまでに8人が立候補を表明し混戦模様となっている。

「一時は都知事を辞めて立候補するのではないかとも噂された小池氏は、乙武洋匡氏を擁立しました。小池氏としても絶対に落とせない選挙です。しかし各党の情勢調査は想像以上に厳しい結果でした」(同)

 永田町に出回る各党の調査結果(上位5人)は以下の通りだ。

【自民調査(敬称略)】

酒井菜摘(立憲)18ポイント

金澤結衣(維新)15ポイント

乙武洋匡(無)  11ポイント

須藤元気(無)  9ポイント

吉川里奈(参政) 5ポイント

【維新調査】

酒井菜摘(立憲)15.6ポイント

金澤結衣(維新)10.2ポイント

飯山陽 (保守)9.2ポイント

小堤東 (共産)7.8ポイント(出馬見送り)

乙武洋匡(無) 7.5ポイント

 小池氏にとっては、散々な結果となったのだ。

「共産党は候補者を取り下げ、酒井氏の支援に徹することを発表していますので、酒井氏はさらに優勢になります。もちろん調査方法によってかなり差が出てしまうのであくまで指標ですが、乙武氏が厳しい状況であることに変わりはありません。

 さらに乙武氏は、出馬会見で8年前の週刊誌の不倫報道について『罪が軽減されるわけではないが、5股ではないです。15年間の結婚生活で5人ということで、同時ではないので』などと釈明しているように未だにすねに傷を負っています」(同記者)

東京15区「注目の女性候補2名」

 トップを走る酒井氏は、自民の国会議員による汚職や選挙違反が相次いだ地元で、クリーンさを訴え多くの世代からの支持を伸ばしている。

 酒井氏は公式ホームページによると、看護師・助産師としての経歴を持つ37歳。江東区議を2期務め、昨年12月の江東区長選にも立候補したが、自民と都民ファーストなどが推薦した候補者に負けている。

「医療従事者だった酒井氏は28歳で子宮頸がんになり、闘病した経験があります。そのときの薬の影響で不妊治療を行い、1児の母となった経緯があります。身をもって体験している子育て世代に対する支援の拡充には説得力もあり、2期の区議の経験や区長選にも出たことで知名度も伸ばしています。

 地元では洋服のセンスが良くて才色兼備と評判で、これまでの経験からしゃべるのもうまいですね。インスタでは家族の写真などもアップしており、まさに理想の母親といった感じです」(地元政界関係者)

 金澤氏は公式ホームページによると、上智大学物質生命理工学科卒の33歳。リケジョとして民間企業でマーケティング業務に従事した経験を持ち、女性の活躍や日本の教育、行政のあり方に疑問を持ち政界進出を志したという。

「2021年の衆院選東京15区に初出馬しましたが、かなり競っておりその美貌もあってか、選挙は強い印象です。国会議員への思いは非常に強く、落選後も、街頭に立ち続けました。昨年末には駅立ちと辻立ちした累計回数が15000回を突破したそうです。まるでアイドルかのように『ゆいちゃーん』と地元の人が手を振りながら声をかけることもしばしば。大阪府の吉村知事ら維新の幹部の多くが足を運び、党をあげてバックアップしています」(同)

 情勢調査はあくまでも一つの指標に過ぎないが、小池・乙武両氏は窮地に追い込まれているのは間違いないだろう。

「酒井氏も金澤氏も、高齢男性中心の政界にあって若い世代の女性ですから浮動票も集まりやすいでしょう。かつての小池氏もミニスカートで世のおじさんの心を掴んできましたので、今回はどのように対応していくのか。『文藝春秋5月号』に掲載された元側近の学歴詐称疑惑についての告発の影響も気になります」(同)

“新旧美女”対決に注目が集まっている。

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