岸田首相、ウィシュマさん妹にお悔やみ=「改善に取り組む」―参院予算委
岸田文雄首相は26日の参院予算委員会で、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが名古屋市の入管施設で死亡した問題を巡り、審議を傍聴していた妹2人に「お悔やみを申し上げる」と語り掛けた。「このような事案を二度と起こさないため、法務省でしっかりと改善策に取り組んでもらいたい」と述べた。
国会の傍聴席にいたのはウィシュマさんの妹のワヨミさんとポールニマさん。質問に立った共産党の仁比聡平氏が首相に宛てた2人のメッセージだとして、「姉の死から2年3カ月が過ぎようとしているが、真相は明らかにならず、入管は誰も責任を取っていない」との文書を読み上げた。
首相は、入管の対応に問題がなかったかを問われると「これ以上の詳細は国家賠償請求訴訟が係争中であることから差し控える」と答弁を避けた。
国会の傍聴席にいたのはウィシュマさんの妹のワヨミさんとポールニマさん。質問に立った共産党の仁比聡平氏が首相に宛てた2人のメッセージだとして、「姉の死から2年3カ月が過ぎようとしているが、真相は明らかにならず、入管は誰も責任を取っていない」との文書を読み上げた。
首相は、入管の対応に問題がなかったかを問われると「これ以上の詳細は国家賠償請求訴訟が係争中であることから差し控える」と答弁を避けた。
05/26 19:35
時事通信社