参院2選挙、与野党一騎打ち=衆院選の前哨戦―長野・広島告示

8日告示された参院の長野選挙区補欠選挙と広島選挙区再選挙は、事実上の与野党一騎打ちの構図となった。各党は、秋までに行われる衆院選の前哨戦と位置付け、総力戦で臨む方針だ。参院2選挙は、13日告示の衆院北海道2区補選と同じ25日に投開票される。
長野補選は立憲の羽田雄一郎元国土交通相の死去に伴う。自民党が元衆院議員の小松裕氏(59)を公認したのに対し、立憲民主党が擁立した羽田氏の実弟で元衆院議員秘書の次郎氏(51)を共産、国民民主、社民各党が推薦。他に1人が出馬した。
広島再選挙は、2019年参院選をめぐる公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里前参院議員=自民離党=の当選が無効になったことを受け実施。自民党は元経済産業省課長補佐の西田英範氏(39)を立て、野党は、諸派のフリーアナウンサー宮口治子氏(45)を立憲、国民、社民各党が推薦して挑む。共産も支援に回った。他に4新人が立候補した。
加藤勝信官房長官は8日の記者会見で「菅政権が発足して初の国政選挙だ。新型コロナウイルス対策など政府の取り組みに理解が得られるよう、与党と連携する」と述べた。麻生太郎副総理兼財務相は会合で「接戦になってきている。二つ取らないといけない」と強調。参院2選挙で自民候補を推薦した公明党の山口那津男代表は党会合で「しっかり応援し、次につなげたい」と語った。
一方、立憲の福山哲郎幹事長は長野市での演説で「コロナで国民の生活は厳しい。菅政権は全く機能していない」と批判。国民の玉木雄一郎代表は会見で「自民党の体質、『政治とカネ』が争点だ」と指摘した。共産の志位和夫委員長は「衆院選で本格的な野党共闘態勢をつくる上で重要な戦いだ」と述べた。

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