「スーパークレイジー君」の当選無効 埼玉・戸田市選管

 埼玉県戸田市選挙管理委員会は9日、1月の市議選で初当選したスーパークレイジー君(本名・西本誠)氏(34)の当選を無効にすると決定した。公選法で定める市内での3カ月以上の居住実態がないとして無効を求める異議申し出が市民からあり、調査の結果、「生活の本拠を移したとはいえない」と判断した。

 決定を不服とする県選管への審査申し立てが5月1日までになかった場合、落選者のうち最も得票が多かった公明党新人の三浦伸雄氏(38)が繰り上げ当選する。西本氏は産経新聞の取材に、審査申し立てを行うと表明した上で「徹底抗戦する」と強調した。

 西本氏は、特攻服姿で街頭演説に臨むなどの独自の選挙戦で注目を集め、1月31日の市議選で当選者26人のうち25番目の912票を獲得した。

 市選管によると、西本氏は昨年10月5日に東京都中央区から戸田市に住民票を移した。ただ、旧住所の電気などの契約は西本氏名義のままで、妻子も旧住所で暮らしていることなどから、戸田市に生活の本拠を移していないと判断した。

 西本氏は取材に対し「妻子が暮らす都内の家に行くことはあったが、寝泊まりは戸田市でしている」と説明し、居住実態はあると重ねて主張した。(内田優作)

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