国民・玉木氏、名古屋市長選「完敗」も、SNS「規制すべきでない」

記者会見で質問に答える国民民主党の玉木雄一郎代表=2024年11月12日午前10時38分、国会内、岩下毅撮影

■国民民主党・玉木雄一郎代表〔発言録〕

 名古屋市長選挙で、我が党に長く所属し、我が党が推薦した大塚耕平氏が(日本保守党と地域政党・減税日本が推薦した広沢一郎氏に)敗れた。結果を見ると完敗。大変残念だ。国政を含めてあらゆる選挙に影響を与える。しっかりと結果を分析し、次につなげていきたい。

 (大塚氏は自民、立憲民主、国民民主、公明推薦で)各党相乗りという形になった。この間の各級選挙は、既存政党に対する不信感といったもの(が示された)。相乗りになると、各党の言うことをくみ入れようとして足して2で割る。主張が2分の1、4分の1、8分の1、16分の1になったりする。明確で、強いメッセージを出すことが今の選挙では重要な中、それが出し切れなかったのも敗因の一つではないか。

 ネット戦略がどう影響を与えたのかも分析したい。基本的に(SNSを)規制すべきではない。他にテレビも新聞もある。情報を入手するルートが多様化した。SNSを見て判断して短絡的に投票しているとは思わない。

 ただ一方で、フェイクニュースや根拠の乏しい情報が流布しやすいという性質ももっている。ファクトチェック機関をどのように構築していくのか。ルール作りをどうしていくのか。しっかりと考えていくことが必要だ。(記者会見で)

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