立憲・野田氏、選択的夫婦別姓「地味な地味な法務委員長で化学反応」

民間主導の政経塾で講演をする立憲民主党の野田佳彦代表=2024年11月21日午後7時57分、東京・芝公園、大久保貴裕撮影

 (衆院選の自公過半数割れを受け、立憲民主党が奪取した衆院の委員長ポストについて)意外と面白い動きになるのは、法務委員会です。選択的夫婦別姓が動き出します。1996年に法制審議会が導入(の民法改正)を答申してから約30年。当たり前のことがずっと議論の俎上(そじょう)に載らなかったけれども、地味な、地味な法務委員長を取ることによって、議論の活性化になるのです。

 もう化学反応が起こってきました。公明党の斉藤鉄夫代表が「私が石破さんを説得します」と言い始めました。自民党の中にも「本当は賛成」という人が結構います。例えば、党議拘束を外したりするならば、一挙に委員会可決する可能性が出てくるでしょう。

 ちなみに参議院の法務委員長は公明党。ここの連携があるならば、大きく動くだろう。30年放置されたテーマがようやく動き出します。これは大きな政治改革の前進だと思います。(民間主導の政経塾での講演で)

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