自民大阪府連会長、衆院選の結果受け辞意表明 後任人事は混乱も?

自民党大阪府連の役員連絡会で会長職の辞意を表明した谷川とむ前衆院議員=2024年11月17日午前9時28分、大阪市中央区、岡純太郎撮影

 自民党大阪府連会長の谷川とむ前衆院議員(48)は17日、衆院選の結果を受け会長職を辞任すると表明した。後任は12月末の府連大会で選出される予定だが、人選を巡っては混乱も想定される。

 衆院選で自民は派閥の裏金問題などで逆風を受ける中、候補者を立てた府内15小選挙区の全てで日本維新の会に敗北した。「全敗」は2021年に続く2度目となる。

 府連はこの日、大阪市内で衆院選後初めて役員連絡会を開いた。谷川氏は「大阪において日本維新の会の牙城(がじょう)を崩すことができなかった」と振り返った。その上で「府連会長として申し訳なく思っており、この結果を受けて会長の職を辞する」と述べた。

 府連の内規では、会長職は国会議員が務めるとされている。ただ、府連内では現職3氏をめぐり、就任にそれぞれ異論が出ている状態だ。

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