衆院予算委員長ポストは立憲へ 自民と合意、過半数割れで異例の譲歩

会談に臨む自民党の坂本哲志国対委員長(中央左)、立憲民主党の笠浩史(同右)国対委員長ら=2024年11月7日午前10時44分、国会内、岩下毅撮影

 自民党と立憲民主党の両国会対策委員長が7日午前、国会内で会談し、衆院予算委員長のポストを立憲が持つことで合意した。予算委員長を野党が握ることは異例で、衆院選で与党が過半数割れとなったことで与党は大幅な譲歩を迫られた形だ。

 会期については、早期に臨時国会を開くことなどを条件に、14日までの4日間で合意した。

 自民の坂本哲志、立憲の笠浩史両国対委員長が会談。本会議の議事などを決める議院運営委員長はこれまで通り自民が持つ一方、他の委員長ポストは議席に応じて各党に配分することを確認。17ある常任委員長ポストは自民8、立憲6、日本維新の会1、国民民主党1、公明党1となった。

 会期をめぐっては、臨時国会を早期に召集し、補正予算案の審議前に予算委員会で質疑をすることなどを条件に、14日までの4日間とすることで与野党が合意した。野党側は引き続き、衆院政治倫理審査会の開催を求めている。

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