維新役員会で幹部が辞任迫るも 馬場代表は「議席は減ったが…」

日本維新の会役員会で浅田均参院会長の発言を聞く馬場伸幸代表(手前)=2024年10月30日午後0時13分、国会内、岩下毅撮影

 日本維新の会は30日、衆院選後初めて国会議員団の役員会を開いた。衆院選での議席減を受け、出席した幹部の一人が馬場伸幸代表に辞任を迫ったが、馬場氏は、国会日程を理由に現時点での辞任は拒んだという。

 役員会の冒頭、浅田均参院会長が公示前から6議席減らした衆院選について、「大惨敗だ」と指弾。「誰も何も責任を取らない」とし、馬場氏と選挙責任者の藤田文武幹事長の辞任を求めた。出席者からは同調する声が上がった。

 一方、馬場氏は「議席は減ったが、(党勢の)トレンドは正しい方向にいっているのではないか」と主張。出席者によると、馬場氏は辞任要求に対し、来月11日の召集で調整されている特別国会での対応を理由に、「今すぐは辞められない」と返したという。

■藤田幹事長「責めは私が…」

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