党員資格停止の無所属前職に野党新顔3人が挑む 兵庫9区の第一声
衆院選が公示された15日、自民党派閥の裏金問題で1年の党員資格の停止処分を受けた無所属前職が立候補し、全国的に注目を集める兵庫9区では、計4人が立候補した。
橋本 慧悟 35 立新 〈元〉兵庫県議
高田 良信 78 共新 党地区常任委員
加古貴一郎 61 維新 〈元〉国交省職員
西村 康稔 62 無前(7) 〈元〉経産相
■候補者4人の訴え
立憲新顔の橋本慧悟氏は明石市内の選挙事務所横で第一声。「政治とカネ」問題や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題に触れ、「今ここで政治を変えないと、子や孫の世代に信頼ある社会、政治を残すことはできない」などと国政の刷新を訴えた。
共産新顔の高田良信氏は明石市内の党事務所前で第一声。自民党の裏金事件の発端は共産党議員団の奮闘によると力を込め、「大企業の方ばかり向いて有権者を後ろに回す政治、つめたい政治をやめさせるチャンスだ」と支持を求めた。
維新新顔の加古貴一郎氏は明石市のJR明石駅前でマイクを握り、「平等にチャレンジできる日本をつくる」と強調。国土交通省で働いた経験を生かして「明石・淡路から備前・讃岐・阿波。播磨灘を拠点に都市圏をつくる」と主張した。
無所属前職の西村康稔氏も明石駅前で第一声。「政治資金の還付はあったが、記載し裏金ではない」としたうえで「不信を招きおわびする」。「経済を立て直す。全ての人に安心を届ける。憲法改正、食料、エネルギーと総合安全保障を実現する」と訴えた。
10/15 19:05
朝日新聞社