維新・馬場氏「私が一番理解」「若手育成できない」 足立氏引退に

衆院本会議で代表質問に立つ日本維新の会の馬場伸幸代表=2024年10月7日午後3時39分、岩下毅撮影

■日本維新の会・馬場伸幸代表(発言録)

 (日本維新の会の足立康史衆院議員=大阪9区、党員資格停止中=に対し、同党執行部が別の公認候補を擁立後、足立氏が政界引退を表明したことについて)彼は非常に優秀で、維新のメンバーの中では私が一番、足立議員を理解している人間だと思う。(足立氏が受けた)数々の院内における懲罰、また党内での議員同士のいろんなトラブル。そういったものに全て関わって(対応して)きたのは私だ。

 足立議員は官僚だった経験を生かして「党内法制局」と呼ばれるほど、ありとあらゆる分野で政策をコントロールする力、法案を作る力はずば抜けていたと思う。そういうところを高く買って国会議員団の政調会長に任命したこともある。ただ、長になればガバナンスというか、「人をまとめていくことが最大の仕事ですよ」と話もしたし、それまでの幾多のトラブルのときにもそういう話もした。

 (しかし、)何度も同じことを繰り返した。次に当選すれば5期となるが、ベテランとして若手の育成などをやっていける状況にはないと、最終的に地元の声も聞きながら判断をし、(別の)公認候補を立てるという決断をした。(記者会見で)

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