兵庫県知事選は10月31日告示、11月17日投開票 知事失職受け

兵庫県庁

 兵庫県の斎藤元彦前知事(46)が失職したことに伴う知事選について、県選挙管理委員会は30日、10月31日告示、11月17日投開票とする日程を決めた。

 県選管によると、自民党の石破茂新総裁が近く衆院解散・総選挙に踏み切り、「10月15日公示・27日投開票」とする方針を固めたことから、選挙日程が重なって選挙事務が混乱しないよう、知事選は11月17日投開票とすることを決めたという。

 ただし、総選挙が11月10日投開票になった場合は、知事選も同じ投開票日にする場合があるという。

 知事選をめぐっては、県議会の不信任決議を受けて30日付で失職した斎藤氏が無所属で立候補すると明らかにしているほか、同県尼崎市前市長の稲村和美氏(51)も無所属で立候補する意向を固め、近く会見を開いて正式に表明する見通し。同じく無所属で立候補する予定の尼崎医療生協病院長で医師の大沢芳清氏(61)は、共産党が推薦を決めている。

 不信任決議を受けた斎藤氏は地方自治法の規定に基づき、30日午前0時をもって自動失職した。知事が不在の間、服部洋平副知事が職務代理者を務める。(島脇健史)

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