小渕優子選対委員長を組織運動本部長に起用へ 自民党役員人事

小渕優子氏=2024年4月16日午前9時14分、松江市、上田潤撮影

 自民党の石破茂総裁(67)は29日、党役員人事で、小渕優子選挙対策委員長(50)を組織運動本部長に起用する方針を固めた。小渕氏は2021~23年まで組織運動本部長を務めており、2回目となる。

 小渕氏は衆院群馬5区選出で当選8回。首相を務めた父・恵三氏の次女で、恵三氏の死去に伴い00年に初当選した。08年の麻生政権時に少子化対策担当相として初入閣。14年に経済産業相に就任したが、自らの政治団体をめぐる不明朗な会計処理の問題で責任を取り、2カ月弱で辞任した。

 昨年9月の党人事で選対委員長に起用され、衆院の選挙区調整などを担った。石破氏は10月中の衆院解散に向けた準備を進めており、選対委員長に起用する小泉進次郎元環境相(43)の後ろ支えの役割を小渕氏に期待しているとみられる。

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