新総裁の石破氏、衆院解散に言及「野党と論戦した上で早く審判」

自民党新総裁に選出され、抱負を語る石破茂元幹事長=2024年9月27日午後3時31分、東京都千代田区、小宮健撮影

 自民党総裁に選出された石破茂氏が27日夜、党本部で記者会見を開いた。衆院解散の時期について、「まだ、総理大臣として指名を賜っていない。そのときに考えるというか、判断をきちんとしていかねばならない」とした上で「新政権が発足するので、いずれの時期には国民の審判を賜らなければならない」と発言。さらに、「野党の方々とも論戦を交わした上でご判断をいただきたい。しかしながら、なるべく早くご審判を賜らなければならない。その二つを合わせて、適切な時期を判断をしたい」と述べた。

 また、自民党派閥の裏金事件で政治資金収支報告書に不記載の議員の公認については、「当選の可能性が大きな判断材料になる。そういうことを踏まえて、選挙対策本部で適切に議論して判断することになるが、公認権者は総裁たる私だ。説明責任は私もきちんと果たしていきたい」と語った。

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