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電気料金値上げで岸田首相、負担軽減に向け「柔軟に対応」…翔太郎氏の写真撮影「不適切だった」

参院予算委員会で答弁する岸田首相(左)(26日午後2時21分、国会で)=源幸正倫撮影

 岸田首相は26日の参院予算委員会で、物価高が続く中での電気料金の値上げについて、「物価、経済、国際的な燃料価格の動向を踏まえ適切に対応する」と述べた。国民の負担軽減に向けて柔軟に対応する考えを示したものだ。

 電気料金を巡っては、経済産業省が東京電力など7社から申請された家庭向け料金の値上げを認可し、6月分から標準的な家庭で14~42%上がる。首相は「厳格な査定で値上げ幅を最大限圧縮した」と説明。政府が行ってきた負担軽減策を踏まえると、「多くの電力会社で実際の料金は値上げ申請前より低い水準だ」と強調した。

 ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援策については、新たに10台程度の大型変圧器や140台の電力関係機材を供与する考えを明らかにした。首相は「日本らしいきめ細かな支援を迅速に行っていきたい」と語った。

 首相の長男で首相秘書官を務める翔太郎氏(32)が首相公邸で親族と忘年会を開き、賓客を招く公的な場所で写真撮影に興じたことについては「不適切だった」と陳謝した。「(本人に)厳重注意した」として、野党が求めた更迭には応じなかった。

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