公明議員「皆が担ぎ出す話じゃない」、鈴木大地氏擁立の自民県連に不信感…千葉知事選

 来年春に予定されている千葉県知事選を巡り、公明党の富田茂之衆院議員(比例南関東)は17日、立候補の意向を固めている千葉市の熊谷俊人市長(42)について「行政のトップとして能力がある」と述べ、支持する考えを示した。鈴木大地・前スポーツ庁長官(53)の擁立を進める自民党県連の対応には不信感をあらわにした。千葉市内で報道陣の取材に語った。

 公明党県本部はこの日、市内で大会を開き、富田氏が約12年間務めた県本部代表を退き、後任に平木大作参院議員(比例)が就く人事を決定した。富田氏は新設の総合選挙対策本部長として、今後、知事選の対応にあたる。

 大会後、報道陣の取材に応じた富田氏は、熊谷氏の市長としての実績を評価した。鈴木氏については、候補者側の出馬意欲が先立つべきだとした上で、擁立を急ぐ自民党県連の動きを「皆が担ぎ出す話じゃない」と指摘。自民党側から富田氏に経緯の説明がないことなどにも触れ、「信頼関係を築けない」と不満を述べた。

 富田氏は、自民党県連内で「石井派」を率いる石井準一参院議員と盟友関係にある。石井氏は14日、熊谷氏と会食し、熊谷氏を推す考えを伝えた。一方で、自民党が機関決定を経て鈴木氏を擁立した場合には「反党行為はしない」と、報道陣の取材に語った。

 こうした動きに関して、富田氏は「自民党が分裂すれば基本的にやらない」として、鈴木氏を推薦しない考えをにじませた。ただ、「個人的な思いはあるが、組織としてどうするかは別」とも述べ、当面は自民党県連の調整を見守る意向を示した。

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