陸自総火演、規模縮小し開催 主力装備が実弾射撃披露

「富士総合火力演習」ターゲットに向けて主砲を撃つ10式戦車=23日午前、静岡県の東富士演習場(松井英幸撮影)

 陸上自衛隊による国内最大の実弾射撃訓練「富士総合火力演習(総火演)」が23日、静岡県の東富士演習場で行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小した。日本の離島に対する敵の侵攻を阻むシナリオに沿い、轟音(ごうおん)をたてて目標への正確な射撃、砲撃を披露した。
 参加隊員は昨年の7割程度の約1800人。戦車・装甲車30両、火砲40門が、実弾約19トン(約3億6000万円相当)を使用した。主力砲の155ミリ榴弾砲FH70、60ミリ迫撃砲、10式戦車、90式戦車、16式機動戦闘車といった主力装備が登場し、敵に見立てた的や山肌に着弾した。
 新型コロナの影響で、例年参加している海上自衛隊や航空自衛隊、陸自の精鋭部隊「水陸機動団」(長崎県・相浦駐屯地)は参加を見送った。
 部隊指揮官を養成する陸自富士学校などの学生隊員らが演習を見学。インターネットでも中継し、代わりに24日に予定していた一般公開は取りやめた。
 総火演は例年8月に公開しているが、62回目の今年は夏に東京五輪・パラリンピックが予定されていたため前倒しした。

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