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2国間会談、民主政権の倍 安倍晋三首相、世界で引っ張りだこ

 安倍晋三首相は15日、一連の東南アジア外遊を終えて帰国した。首相がベトナムでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)、フィリピンでの東アジア首脳会議(EAS)に合わせて行った2国間(バイ)会談(立ち話は除く)の相手国・地域は15に上り、最近10年間で最多となった。
 APECとEASへの出席は第2次安倍政権以降5回目。これに合わせた首相のバイ会談は毎年増加し、民主党政権時の2倍近くとなった。首相自身の知名度が浸透したほか、各国首脳が関係構築に腐心するトランプ米大統領と信頼関係を築いていることも背景にあるようだ。外務省幹部は「特に働きかけなくても多くの国から会談を打診される」と明かす。
 民主党政権の鳩山由紀夫首相(平成21年)、野田佳彦首相(23、24年)が同じ2つの国際会議で行ったバイ会談はいずれも8カ国・地域で、菅直人首相(22年)のみ10カ国・地域に上った。
 ただ、22年はAPECが横浜市で開催されたため、議長国としてバイ会談を行いやすい事情があった。菅氏がベトナムでのEASに合わせて行ったバイ会談は3カ国だった。